24.8.14

Draußen ist Sommer * 描く夏

最近ブログの更新率が高いのは、正直言うと、ただ単に外に出る用事があまりないからであります。

夏休みって楽しいけど、その分、ぽかーんと寂しかったりもする。
自由な時間と行きたい場所が無限大にあるようで、実は終わりがすぐ近くに見えているのに、見えてないふりをしているような。

まだ明日も明後日もあるしーよゆうー
と思ってると、宿題ぜんぶ始業式の前日に泣きながらやることになるんだよな。

同時に、早く元の制限ある生活リズムに戻ってほしいと心のどこかで願っているのか、夏休みが終わるとなぜだかほっとしている自分もいて…



8月の後半になるとだんだんセンチメンタルになってくるのは、日本にいてもフランスにいても、いくつになっても変わらないんだな〜と思います。

夏の終わりがシーンと近づいてくる、そんな近頃。

中学生の頃読んだ江國香織の『すいかの匂い』が読みたくなってきた。
あの暗いなつかしい感じが夏の終わりにひんやりぴったり。

明日は雨降るかもな〜

夏に読んだ本の方が、冬に読んだ本よりも記憶に残りやすいのはなんでなんだろう〜と思いつつ、いつもの散歩・買い物コースで街を周遊して図書館で映画のDVDを借りることにした。

が、夏休みで貸し出し期間が特別延長されているからか、ほとんどいいのが残っていない!
それでも粘って全部の棚をAからZまでかき回し、やっと見つけた3作↓

*プライドと偏見

*ジェーン・エア

*Dehors, c'est l'été (原題:Draußen ist Sommer)


有名な上記2作の感想はまたいつか書くとして、ジャケットのかわいさに惹かれて借りたドイツ、スイス共作映画、"Dehors, c'est l'été"がキラキラ要素満載で良かった。

DVDのディスク面がツルツルしていて傷一つないのにビックリ。
2012年の作品だからまだ借りる人少ないんだろうな。

"Dehors, c'est l’été"(外は夏)というタイトルがすごく作品と合ってるし、ストーリーとは直接関係ないけど、夏休みセンチメンタル出不精気味のいまの自分の状況にもなんだか似ている気がする。
このタイミングでこの映画というわけね〜。

ポスターもかわいい

映画を見た日の夜はなかなか寝付けなかったので、映画の絵を描くことにした。
大好きな色鉛筆デッサン。

絵を描いてると、癒されると同時にアドレナリン、「描きたい欲」みたいなものがガンガン出てきて、落ちついてるのか興奮してるのか自分でもよく分からない状態になる。

色々遊んでいたら、最終的にこんなことになりました↓

GIFアニメにしてみた。

双眼鏡で近所を覗く主人公のワンダちゃん。

ついでに別バージョン(静止画)も↓

鳥さんバージョン
気球がいっぱい静止画バージョン
 
ひさしぶりにアクリルガッシュも使ってみた(双眼鏡)。

芸大受験で毎日一緒に闘ってくれた戦友、アクリルガッシュ。
今でもこの大量の絵の具チューブを見ると、きゅっと身が引き締まる感じがします。


話を映画に戻すとして…

パパ役のWolfram Kochっていうドイツ人俳優がダンディでかっこいい!
ドイツ語ってのがまたステキ。

タンクトップ+パンツで台所うろついてるシーンがあったけど、
50過ぎとは思えないムキムキぶりで違和感ありすぎた!笑

あと森の中で、光る小さい十字架が上からいっぱいぶら下がってキラキラ揺れていて、何だこのカワイイ空間は!と思ったのだけど、それについての説明はなく、もしかしてあれはわたしの目の錯覚か…(DVD見返せば分かるけど)。
もしかしたらスイスでは普通の光景なんだろうか…?気になる。

スイスの豊かな自然の中にたつワンダのお家がこれまたステキ。
散らかっててもこんなにおしゃれなのはなぜ…?と聞きたくなる。

鳥たち、ダンス、シリアル箱の気球、飛び込み台、プールの水色…
体感温度低めの夏です。

"Dehors, c'est l'été"、機会があれば見てみてください。

映画予告編:


こうやって連続して貼ると、"覗かれてる"感がすごい。

21.8.14

DIY papiers à motifs avec des tampons indiens :) 木彫りハンコでDIY!

あ〜これかわいい、使えるかもー!
と思って手に入れたはいいものの、その後なかなか使わないことって悲しいことにけっこうあるものです。

今日は、今まで使い惜しみしていたインド製の木彫りハンコを思いきって使ってみました!

じゃじゃんっ


普通の折り紙に白のスタンプインクで模様を並べただけです。
木彫りのハンコと一緒に昔手彫りした消しゴムハンコも使って、模様を交互にスタンプしていくだけで、けっこう様になった。

消しゴムハンコの細かい模様と合わせるとポップな仕上がりに。

この木彫りのハンコ、最近フリマとかでもよく見かけるけど、やっぱり手彫りだからか小さいものでも2、3ユーロしちゃいます。

でもハンドメイドならではの味があってすごくカワイイ。
一つ一つ表情が違うから自分のお気に入りのものを探すのにはけっこう時間がかかるけど。

花(?)のスタンプはナントのフリマで。ウマさんはお正月帰ったときに青山のFound MUJIで。午年だから。

今までずっとお蔵入りだったのに一度使い出すと楽しくて色んな紙に試したくなる!

紙の中心から円を描くように模様を並べると、よりエスニックな印象に。
金色のインクも色紙に映えてきれい。

ついでに出来上がった模様つき折り紙でミニ封筒をつくりました!

じゃじゃんっ

縦長、横長、色々なサイズがあると用途に合わせて使えるので便利。

これなら必要なときにそこまで時間をかけずに作れるし、
ストックがたまりにたまっている折り紙も使えるし、いいことだらけ!


図書館で借りた映画のDVDでも見ながら、久々に新しい消しゴムハンコでも彫ろうかな〜。

20.8.14

souvenirs souvenirs...おみやたち

前回のアルザスへの小旅行レポートに引き続き、
今日は楽しい楽しい"おみや"の話をしたいと思います。

お土産って人に買うときも相当悩むけど、自分用となると余計に難しい。
ヨーロッパを初めて旅したときは、キーホルダーからボールペンまで色々といわゆる"俗"なものをけっこう欲しがったもんだな〜とか。

もう二度と来れないかもしれない!という強迫観念にかられて別にそこまでいらないものまで買っちゃったり。

あの人にポストカード送ってあげよう!と思って買ったのに結局出しそびれてお蔵入りのポストカードが山ほど家にあることとか…(A4サイズのポケットファイルが一冊パンパンになる量)

お土産にまつわるエピソードは、自分の中でけっこう複雑だったりする。

でも最近は欲しいものが最初から決まっているので、お土産売り場で一時間粘るということもなくなって、その分時間とエネルギーをめいっぱい観光に費やせるのでストレスもだいぶ減ったけど。

(旅先でのストレスといえば他にも美術館、歴史的モニュメントのことなど色々あるけれど、それは別の機会にするとして…長くなりそうだから…)

わたしが旅先で必ずチェックしたいもの、それは

スノードーム!!

しかし、いつでもどこでも心ときめくスノードームに出会えるとは限らないのです。
サイズ感と色合い、ドームの中の雪の量、あと訪れた街がどんだけ好きになれたかにもよる。
映画や読書と同じく選り好みが激しいので、「スノードーム集めてる」と言ってるわりにはそんなに数持っていない方だということに最近気づいた。

今回はコルマールの街が本当にメルヘンで、ハウルの街の思い出をぜひ手元に置いておきたいな〜と思い、劇中にも登場するMaison Pfisterのスノードームを連れて帰ってきました

さっそくデスク横の小物コレクションの仲間入り。
うむ。かわいい。



フランス北西部のアルザス地方の首府、ストラスブールの友人宅に4日間お世話になったのですが、ストラスブール土産には一切目もくれず、夕飯の買い出しに行ったおとなりドイツの大型スーパーでチョコレートを大量買い。

フランスのスーパーではなかなか見かけないRitterと大好きなMilkaの新しい味♡

外国のスーパーって、なんでこうも胸が高鳴るんでしょう。
「文字が読めない」ということにまずドキドキする。
パッケージの雰囲気も国によって違うし、これはどんな味がするのかな〜と想像してみたりするのも楽しい。

フランスに来た当時はスーパーでの買い物といったら、わたしの中では一大イベントだったのに時が経つのは早いものでだんだんそれも日常化してきてしまって、最近はキロ単位の値段ばかり気にするようになっている…悲しい現実。

それでも、クリスマスとバレンタインの後のチョコレート半額セールはやっぱりすんごく楽しいけど!

そんなキロ単位の現実をちょっとは忘れさせてくれるドイツのスーパーで必ず買ってしまうもの。

スパイス!!

左はショウガで右はニンニク塩だよと教えてもらった。

スーパーのスパイスコーナーでこんなにもときめいたことはない!
というほど、カラフルでキラキラしている。最初見たときは思わず叫びました。

だってこの可愛いプラスチックの容器が全色ずらーっと並んでるんです。全部揃えたくなるでしょ?

Fuchs社のスパイスの横にはOstmann社のスパイスが置かれていて、模様の感じが似ているので一瞬同じメーカーなのかと思いきや、まったく別もの。
こちらは小ぶりで値段もFuchsより安い。

"Zimt”はドイツ語でシナモン。

こんな可愛いスパイスに囲まれて料理ができるドイツの人たちうらやましいな〜! 

いつかこのキラキラ容器で台所をいっぱいにするのがひそかな夢です。



さて、旅行から帰ってきてようやく体と気持ちが落ち着いてきた昨日。
ヴァカンス先から絵はがきを送ってくれたアンジェの友人と、ただいま東京でインターン中の元クラスメイトにコルマールのポストカードをさっそく送り(旅先から出したかったけど時間がなかった…)、
ついでに旅行中撮った写真もぴゃっと印刷して、何年ぶりかに実家に手紙を送ることにしました。

Instagramの写真をプリントアウト。

最近はブログやホームページにアップするばかりで、ちゃんと写真を印刷することが少なくなってたけど、プリントしてちゃんと手に触れる"モノ"になると、やっぱりいいですね。

昔は全部印刷(その前はフィルムから現像)してアルバムに入れてたのにな〜と思うとちょっと感慨深くなりました。 



そうこうしているうちにもう8月後半!
うちのアパートが寒いのか、室内ではもうカーディガンが手放せない状態。
夏短すぎる〜。

明るいうちにさっさと外に出て、光合成してこよう!

19.8.14

petit voyage en alsace* アルザス!

ただいま、ナント〜!
アルザス地方から帰ってきました。
数日間の短い旅だったけど、毎日充実していてすっごく楽しかった!
脱力状態でもう何もやる気が起きない…

旅の写真を見返しつつ、気合いを入れ直すとしよう!

約3年ぶりに降り立ったストラスブール!相変わらず、この駅かっこいいなぁ。

夏の始めにナントからストラスブールに引っ越したお友達を訪ねるため、3年ぶりにこの地にやってきました。
早朝にナントを出て、5時間半の電車の旅はほぼ爆睡。駅で買った雑誌もほとんど読まず。

寝起きのぼんやり頭で友達と再会して、お家に連れて行ってもらうと
そこは、3年前に訪れた別の友人宅のすぐ向かいのアパートだったというまさかの偶然。
何かあるな、ストラスブール…!

お昼ご飯をご馳走になって、さっそくストラス市街を散策〜!

建物がどれも立派すぎて道に迷いそうになるのは、ストラスブルジョワたちも同じらしい…
街の中心にそびえ立つストラスブール大聖堂はいつ見ても圧巻…
ユネスコの世界遺産にも登録されている旧市街地のPetite France(プティット・フランス)

イル川沿いのカラフルな家々。こんなとこに住んでみたい〜♡

どこを撮っても絵になるのでiphone手に持ちっぱなし。

ちなみにストラスブール(Straßburg)という街の名前は、ドイツ語のストラス(straße=道)とブルグ(burg=城、街)という二つの言葉から出来ているらしい。
な〜る〜ほ〜ど〜。

ナントに二年住んでから再び訪れたストラスの地で思ったのは、

*道がきれい(犬のフンがそこらじゅうに落ちていない)!

*昼夜の温度差が激しい!さっむい!

*市街地は夜中でも人がいっぱいで、声をかけてくる変な人たちもいない!

ということ。 

特に三つ目。アジア人同士で歩いているとたいていは声をかけられて、もうほっといてくれと思うのがナントでのあるあるなのだけど、ストラスブールではそれが一度もなかった!
(ナント到着後に早速トラムでいつものようにちょっかいをかけられ、一気にずーんと暗い気持ちになったのはいうまでもない…)


散歩中に出くわしたわんこ。チラチラ見てくる。

夏の観光シーズンということもあって、市街地を歩いているとドイツ語があちらこちらから聞こえてくる。
長い間フランス、ドイツ間を行き来した土地だけあって、フランスにいながらも"外国"な雰囲気が漂う。
両方の国を一気に楽しめるお得感のハンパない街である、と勝手にわたしは思っています。

ストラスの人たちはほとんどの人がドイツ語を理解できるらしい。
わたしが滞在中に出会った同世代のストラスブルジョワたちもフランス語、ドイツ語、アルザス語、英語、ロシア語などなど…が話せて会話中も色んな言語が飛び交う。
しかもその子たちは日本語も話せるというのだから…!

どんだけ語学力のキャパ広いんだ、アルザスの人たち!!

今フランスで仕事を探していると話すと
「君は何カ国語話せるんだい?」と聞かれ、
「さ、三か国語だけっす…」 と答えるのがなんだか恥ずかしかった。

三か国語で十分だと思ってる自分がどっかにいましたね…今年こそ韓国語とドイツ語に本格的に挑戦してみようかな〜。最近かなり怪しくなってきている英語も復活させたい。


な〜んて思いつつ、土曜日はストラスブールから電車で30分の小さな街、念願のコルマールに!

映画『ハウルの動く城』の街の舞台になっただけあって、どの道を通ってもハウルが出てきそう♡

友達に「ここ『ハウルの動く城』の舞台になったんだよ」と言われて、前もって予習しとけばよかった…とちょっと後悔。
帰って映画を見直してみると、確かに冒頭の街の場面がコルマールの街並にそっくり!
特にMaison Pfister(メゾン・プフィスタ)というこの特徴的な建物↓


ソフィがハウルと初めて会って、空を歩くシーンで見えるお家そのものっ!
ジブリの風景画班の人たちもコルマールに来てたのかしら…
確かにこんなにメルヘンな街なら魔法使いが存在しててもおかしくないな。

そんな木組みの家々が美しいコルマールで感激したこと。

*何気に入ったカフェのカフェオレがめちゃくちゃ美味しかった!

*魚のシュークルートがめっちゃくっちゃ美味しかった!

食い意地はりすぎ?景色がきれいだから、味も三倍増しなのかもな。

このすぐ向かいのカフェのカフェオレ、ここ数年で飲んだ中で一番おいしかったかもしれない…

Petite Venise(プティット・ヴェニス)と呼ばれているローシュ川沿いの美しい景色の中でランチ。
レストランのテラスが川に面していて、とってもいい雰囲気。
京都でいう鴨川の納涼床ですね。

白鳥のファミリーが川をお散歩中。優雅だな〜。

ここで食べたお魚のシュークルートがほんっとうに、今でもはっきりと味が思いだせるくらいに、美味しかった!!!

ボリュームもちょうどよくて、大満足!

またコルマールに来る機会があれば、もう一度食べたい!

ご飯のあとは、ローシュ川をボートで散策。

約30分のガイドさん付きボート遊覧は大人料金が5€。

コルマールの歴史についてのお話を聞きながら、ローシュ川をゆーっくりと遊覧。

ローシュ(Lauch)はアルザス語で野菜のネギを表すらしく、もともと街の市場に野菜や果物を運ぶための水路として使用されていたのが由来だそう。

カラフルな木組みの家々は職業によって色分けされていて、たしかブルーは魚屋さん、白は皮なめし職人、黄色は農家(記憶がちょっと曖昧…)など。現在、壁の色を変えることは禁止されているんだとか。

このお家は魚屋さんだったのね。

雨戸のくり抜きハートはただの装飾ではなくて、「婿殿募集中の若い娘がいますよ(ハートをつかまえてね)」という印だったらしい。その娘が結婚するとハートをダイヤに変えたそう。なんてメルヘンなお話!

かわいいだけじゃなかった!ハートにくり抜かれた雨戸。

などなど、色々面白い話が聞けました。これで5€は安い。

そんなどこまでもメルヘンなコルマール。クリスマスシーズンにまた行きたいな〜。
雪で真っ白に染まった景色の中でもう一度あのグラン・カフェオレを飲みたい…♡


夕方のうちにストラスブールに戻って、最後の夜だからと友達がわたしの大好きな韓国料理、タッカンジョンを作ってくれました。

닭강정

カリッと二度揚げされたチキンに辛〜いソースと砕いたピーナッツが絡まって絶妙!
毎回お箸が止まらなくなる一品。お腹いっぱいでもご飯おかわりしてしまう!


ストラスブール最後の夜は、タッカンジョンとワカメとタラコのスープでポンポコリンのお腹を抱えながら、大聖堂のライトアップを終了ギリギリに見に行き、名残を惜しみながら夜の街を歩きました。

最後のちょこっとしか見れなかったけど、凄かった!

そして、ストラス最後の日。
やっと晴れた!!ので、ずっと延期していたイル川クルーズを決行。

屋根のない船だと景色もちゃんと見れる。風が気持ちいい〜。

4日間、いっぱい食べて、いっっぱい歩いた!
わたしのワガママに付き合って、色んなところに連れて行ってくれたスアに感謝。 
メルシー、スア♡고마워♡♡
またクリスマスに会いに行くよ〜!


余談:
夕食の買い出しにライン川を渡ってすぐのドイツのスーパーに行ったとき、思い出のスナックに出会ってしまった。

大学二年のときに友達と初めて行ったドイツで食べたくまさん型のスナック。

ドイツの黒パンやホテルの食事が合わなくて、このスナックがドイツ滞在中食べたものの中で一番おいしかったという、ちょっと苦い思い出でもある。

でも、その後行ったドイツで食べたパンは美味しかったし、スナックよりも美味しいものはいくらでもあるから、きっとあの頃のわたしの食べ物のチョイスが悪かったんだろうな〜

というお話で、アルザスへのプチ旅行レポート終了!
えらい長くなってしまった。

次回はお土産の話!

(*写真はInstagramからも見れます。)

11.8.14

mes premières vraies vacances ♪ ヴァカーンス!

一ヶ月間お世話になったHenry et Henrietteでのスタージュがついに終了。
ブティックも今日から夏休みです。

久しぶりの接客業で最初はわたわたしまくりだったけど
お客さんは優しい人ばかりだし、かわいいものに囲まれてお仕事ができて
振り返るとかなり充実した日々だったなー。

コーディネート、写真撮影、レタッチ、カタログ作りから商品の管理まで
デザインの世界とはまたちょっと違う、クリエイティブで何より"継続"と"更新"が命なお仕事。
ブティックを経営するってほんとうに大変なんだな〜と身にしみました。

そしてお店に来る色んな人に自分から声をかけて、
職探しから人生についてなど色々教えてもらった学びの一ヶ月でした。

いざ終わってしまうとなんだか寂しいな〜…
と、しょんぼりしているわたしにオレリアがこんなかわいいサプライズプレゼントを…!

オランダ発のおしゃれな雑貨やさんHEMAのファイル、ミニノート、マスキングテープ!ラッピングもかわいい♡

三年前初めて店内に足を踏み入れたとき、目に入る全てのものがキラキラしていて
360°見渡しても全部は見切れなくて、首が痛くなったのを覚えています。

「こんなお店でいつか働けたらな〜、わたしも自分の作品を置けたらな〜。」

と、ぼ〜んやり願っていたことが、現実になるなんて!
毎回思うけれど、人生って本当に何が起こるか分からない。

Merci Aurélia♡ Merci Henry et Henriette♡♡


わたしもささやかながら手作りのプレゼントを…




名付けて、"3 way ペーパーフラワーアクセサリー"!

1. ぶら下げてガーランドに…


2. 頭の上で結ぶんでヒッピー風ヘアバンド…


3. 首からさげてネックレスにも…


日本から持ってきていた『切り紙でつくる花の飾りもの』を参考に
Henry et Henrietteスパンコールでアレンジを加えて、細めのリボンにぬいつけました。

早速お店に飾ってくれた♡ 嬉しい!


切り紙でつくるこの可憐なお花たちは、サイズや色を変えると印象がガラッと変わるので
どの季節・イベントにも使えそう。

大きい花と小さい花を組み合わせてお部屋のアクセントに。

こうやって紙やスパンコールを使ってこまい作業をしているときが一番楽しい!
夏の間、紙のお花がもっと増えそうな予感です。


というわけで、本格的なヴァカンス初日。

フランスかぶれまくりの大学生時代に聴いていた
France GallのMes Premières Vraies Vacancesが頭を占領中〜。



ふんふん口ずさんでいるとVendéeの別荘でヴァカンスを満喫中の友人からポストカードが届く。
Vendéeはめちゃめちゃ天気がいいらしい。
Nantesは最近雨がちで、まだ8月だというのに寒い!!!
本格的に秋が来ちゃう前に海に行きたいよ〜。

初めてフランスのビーチを体験したのは、もうかれこれ5年も前なのか…。
Vendée地方のSion-sur-l'Océanというところに当時のホストファミリー(ポストカードを送ってくれた友人)が連れて行ってくれたのでした。
あの夏は今思いだしてもキラキラと眩しい。 

この頃は目に見える全てが新鮮だった…

フランスでお仕事が見つかるまでは永久ヴァカンスだけど、のんびりばかりもしていられない。
就職活動、面接の準備、その他もろもろの新しいプロジェクトをどんどん進めていかないと…。

ノンストップで!!

みなさんもステキな夏を!
Bel été à tous !! ♡

6.8.14

diplôme~la forme de remerciement : フランス学生生活終了〜贈るカタチ


ECV最後の年、卒制の忙しさにかまかけてブログの更新をすっかり怠っていたら、
前回の投稿から約8ヶ月が過ぎておりました…。
まさに光陰矢の如し。時が過ぎるのは本当に早い。

この8ヶ月間、日本に一旦帰ったり、5月の大西洋で泳いだり、クレープ中毒になったりと 
例年になく忙しい日々を送り、学校の方は毎日がとても充実していて
卒制直前はやっぱり徹夜祭りだったけど、こんなにやる気と
クリエイティヴィティーに満ちあふれていた年は初めてと言っていいほど。

そしてそして、6月末にナントで2年間通ったECVの
グラフィックデザインマスター課程を無事卒業しました!

色々あったといえばそれまでだけど、その"色々"を何倍にもかけて
カルピスの原液を牛乳で割ったような、濃い〜い、濃い〜い2年間でした。

たくさんの人が助けてくれて、私に関わってくれて励ましてくれて、
出会いってほんとうに不思議なものですね。
いつものことながら、まだ全然1ミリもお返しできておりません。
ちょっとずつちょっとずつ、私もみんなの役に立っていきたいと思いますので
これからもお付き合いどうぞよろしくお願いします。

ディプロム展も7月の上旬で無事終了し、それと同時に
今ではすっかり常連になった雑貨屋さんHenry et Henrietteでスタージュ開始!
ナントいち好きなお店で働けるなんて、本当に夢のよう。
これもご縁があってこそ。メルシー、オレリア!メルシー、ECV!


そんなみんなへの日頃の感謝の気持ちを込めて、
ささやかながら贈ったプチ・カドーたちをここで紹介します。

まずは、初めての外国人生徒の編入学受け入れにも関わらず、
粘り強くわたしのことを信用して見守ってくれた、ECVの学長カトリーヌに。

今まで何百回と折った紙箱も色や柄、紙質の組み合わせを変えるとモダンな印象に。
小学校か中学校の卒業時にもらった自分の名前ハンコ。インクの色を変えるとちょっと可愛い気が、する…?

わたしのフォト名刺を気に入ってくれていたので、名刺全種類とおなじみメッセージタグ付きミニボックス。
箱の中身は…


ECV4校のテーマ色で作った折り鶴ガーランド!一羽ずつ折り方も違います。
学校のビュローに飾ってくれるかな〜。とにかく喜んでもらえてよかった!


続いて、7月14日の革命記念日にわたしの第二の故郷である
アンジェの友人宅にお招きいただいていたので、彼女の誕生祝いも含めて
Henry et Henrietteで見つけたPukkaと手芸セットをプレゼント♡
ラッピング、かなり凝ったよ。

箱のデザインがいちいち可愛くて種類が豊富なPukkaのティーバッグはちょっとしたプレゼントにすごく喜ばれる。
 
紙レースナプキンをクラフト紙に貼付けて、その上にスパンコールを並べて、さらに白ポスカで模様を足しました。

こちらは手芸セットを透明セロファン袋に入れて、紙レースナプキンとハート型シールで閉じただけ。簡単だけど見栄えがいい!
寿鶴と立体星のミニ・ガーランドをおまけに添えて、と。
プレゼントを受け取った友人はすごく喜んでくれて、包装紙を全部家に飾ってくれるそう笑

気に入ってもらえてよかった〜(涙)

プレゼントを選ぶのも楽しいけど、ラッピングをしているときがやっぱり一番たのしい!
自分の手で心を込めて包むと、贈りたい気持ちがカタチになって
相手に届いてくれる気がして、だからいつも手が抜けません。
"Suremballage"(過剰包装)にならない程度に気をつけながらも
簡単で、でもサプライズのある贈り方をもっと研究していきたいな〜。


最後に。
このあいだの金曜日、久々に友達と遊んで朝帰りした日の空がこの世のものとは思えないほど美しかった。

しばしベランダに立ち尽くす。

おはよう世界、今日もがんばるぞ。