9.12.13

Atelier Calendrier de l'Avent en Origami / 折り紙アドベントカレンダーワークショップ

12月に入り、ナントの街にもマルシェ・ド・ノエルとイルミネーションが設置され、
寒いなか外を歩くと、どこもかしこもたくさんの人で賑わっています。
しかもなんだかみんないつもより楽しそう…♪

さっき道を歩いていたら、知らないおじさん(ほろ酔い)が何の前ぶれもなく

「Joyeux Noël !!!!!(メリー クリスマス)」

って言ってくれました。
たぶんサンタさんのようなわたしの赤いニット帽に反応したんでしょう…

スーパーのレジのお兄さんも「そのネイルの色すてきですね!」なんて、
今まで半年以上同じスーパーで買物していて、一度だってお世辞どころか
ろくに挨拶さえしてくれたことなかったのに…!

みんな浮かれモードでいいですね。
クリスマスマジックにかかってるんでしょうかね〜。


さて、前に告知していたとおり、ナントいちステキな手芸雑貨+サロン・ド・テのお店、Henry & Henrietteにて
かわいい紙を折って作る、手作りアドベントカレンダーのワークショップをさせてもらいました!

12月1日からクリスマス当日まで一日ひとつずつ開けていくアドベントカレンダー。
フランス語ではCalendrier de l'Avent(カロンドゥリエーる・ドゥ・ラヴォン)という名前で呼ばれていて、
この時期スーパーに行くと、楽しいイラストと日付が書かれたチョコレートメーカーの大きい箱がズラッと並んでいます。

お菓子だけにとどまらず、おもちゃのCalendrier de l'Aventも大人気。
なかでも、子どもちゃんのいるお宅で見かけたレゴのCalendrier de l'Avent
わたしも欲しくなってしまうほどの豪華さ(Star Warsバージョンもある!)。
毎日お菓子やおもちゃをもらえるフランスの子どもたち、うらやましすぎる…!


ワークショップは10月末と11月末に計2回行われました。
参加者はほぼ全員が小さいお子さんを持つママたち。
なにせ合計24日分を用意しないといけないCalendrier de l'Aventは、
フランスのママたちにとってはこの時期けっこう悩みの種みたいで
みんなお仕事と家事で忙しくて、手作りのものを子どもに作ってあげたくても
なかなか時間とアイディアが…とみなさん口を揃えて仰ってました。

そこで今回わたしが提案したのが、超簡単にできて
しかもかわいく飾っておけるガーランドタイプのカレンダー。

試作品第一弾たち

この三角ピラミッド、実はナントの人たちにとってはなじみのある形で
みんな「Berlingot(ベるランゴ)だ!」と言ってすぐに興味を示してくれます。

Berlingotとは、三角錐の形をしたナント名物の飴ちゃんの名前(→ベルランゴの画像)。
名前そのものが日本でも見かける牛乳やジュースの「テトラパック」を意味しています。

元々の起源はイタリアらしく、19世紀初頭に第1コンスル軍隊付きの料理人だったクエ婦人によってイタリアから持ち帰られたレシピを、婦人の娘夫婦が復元しナントの街で売り出したのが始まりだそう。
今でもBerlingot Nantais(ベるランゴ ナンテ)として地元の人に親しまれていて、
ナントでこの形といえば、ベルランゴ!なんです(きっと)。

ナント土産としてもお店でよく見かけます。いろんな色があるので一色ごとに違ったフルーツ味なのかと思いきや、実は味は全部同じ。フルーツっぽい香料は付けられているみたいですが、中身はただのシュガーキャンディー。
それでもその形のかわいさに惹かれて、ついつい買っちゃいそうになります。


そんなナント名物ベルランゴさん、どうやったら紙で立体的な形ができるんだろうと最初は不思議がっていたママたちも、わたしが一度手本を見せると
「あら、すごく簡単!これならわたしにもできるわ〜」と次々にベルランゴ作りに熱中していき、
Henry & Henrietteの店内は完全に「ベルランゴ製造工場」と化していました…

そのときの様子を写真でどうぞ。↓

初回ワークショップにて。みなさん黙々とベルランゴを作成中。

夜な夜な作った三角ボックスアイディアを大量にひっさげて挑んだ第二回目ワークショップ。
   
出来上がったベルランゴをつなげてツリー風ガーランドに。今年はこれが我が家のクリスマスツリー代わり!

ベルランゴの中には小さいプレゼントを忍ばせて…


おかげさまで、ワークショップは笑いの絶えないとっても楽しい空間でした。
みんなベルランゴの中には何を入れるんだろう…♪
 
Instagramに12月1日からのベルランゴカレンダーと中に入れるプチプレゼントのアイディア写真を(ほぼ)毎日アップしています!(⇒http://instagram.com/enatytto


そして、実はこのワークショップがきっかけで
地元のテレビの生放送番組にも急遽かり出され、出演してしまいました…!
以下のリンクから番組のリプレイが見られます(緊張で顔ひきつってますが…)。
わたしが登場するのは最後の5分間のみ。

9月のラジオに引き続き、まさかテレビにまで出ることになるなんて…!
今年は本当に色んな経験をさせてもらった一年だったな〜。
たくさんの人に感謝。(まだ全然恩返しできてない…)

来年はもっともっと加速すると同時に、ひとつひとつの出来事を
もっときちんと大切にできる一年にしていきたいです。
仕事の量も質もスピードも、バランスのとれた年を過ごせますように!


*ここから告知*



来週末14、15日にナントのRue des Olivettesで行われるクリスマスのクリエイターズ・マーケットに参加します!!
Henry & Henrietteと共通でスタンドを持たせてもらって、
夏から販売を始めたメッセージカードと手作りアクセサリーを販売する予定です。

詳しい情報はこちらから(※フランス語)⇒Le Petit Marché de Noël
 
お近くのみなさんはクリスマスプレゼント探しついでにお越し下さい〜!  
お待ちしてます。

Atelier Bento 2 / キャラ弁教室2

前々回の記事でも紹介したお弁当教室の最終回(10月5日分)をかなり遅ればせながらご報告。

9月〜10月にかけてナント市で行われた日本関連のイベントItinéraires Nantes-Japon 2013の一環で、
アトランティック・ジャポンの小野香織さんとやらせていただいたお弁当教室。
最初は全2回のみの開催予定だったものが、予想を上回る数の申し込みがあり
急遽3回目が追加され、それでも毎回キャンセル待ちが出るほどの人気っぷりでした。

お弁当に対するフランス人の強い関心と情熱を目の当たりにして、
日本での学生時代毎日当たり前に食べていたお弁当は、実はこんなに素晴らしいものだったのか!と再発見。
と同時に、毎朝太陽よりも早く起きてお弁当を作ってくれていたお母さんに感謝の気持ちでいっぱいになりました。
今更だけど、お母さんありがとう!(しょっちゅうおかず残して帰ってごめんなさい)

お弁当を作る側になって初めてその大変さが身にしみました…

では、最終回の生徒さんたちのすばらしいお弁当を一気にご覧下さい!

キャラ弁教室最終回!みんな立ち作業でやる気満々。
最終回も堂々登場のマスクマンひよこちゃん!今回はご飯もちゃんと入れた…
白ご飯の雲(?)さんがカワイイ!チーズと人参を並べたお花もステキ。
カラフルで楽しいお弁当たち。みんな色使いがうまい!

写真右下のキティちゃんおにぎりは、芸術学校に通う女の子の作品。
本当にみんな創造力が豊かで毎回写真を撮るのが楽しい!ミニキャラが賑やかな右のお弁当からは物語が聞こえてきそう。

ブラボー!
みんな楽しんでくれたようで、本当によかった…。

こうしてみんなが一生懸命つくったお弁当を見ていると、自然と笑顔になってくる。
お弁当って作る人の愛情と思いやりがたっぷり詰まっているから、食べるとしあわせな気持ちになるのかな〜。

ちなみに、このお弁当教室を取り上げた地元のラジオのコーナーにも
香織さんと一緒に登場して日本のお弁当についてお話してきました。
人生初ラジオ、緊張した〜!
けっこうモゴモゴしてしまってこれで放送大丈夫なのか?とかなり不安だったけど、
編集ではうまーくスッキリまとまっていて感動…

キャラ弁教室を通して貴重な経験をたくさんさせていただきました。
この機会を与えてくれたコスモポリスに感謝。
そして、材料買い出し、下準備〜片付けまで全てにおいて
厚くサポートしてくださった香織さん、本当にありがとうございました!!

またこうしてみんなとワイワイお弁当をつくる機会がもてたらいいな〜と願いながら
ただいま出張キャラ弁教室を計画中………本当にできるのか?!
(興味のある方はご一報ください)