4.8.13

Les Emotifs Anonymes

素敵な映画には素敵な音楽がつきもの。

今まで好きになった映画で、見た後もずっと心に残っている作品は
話の内容よりも挿入歌やエンドロールで流れるテーマ曲の方が
鮮明に覚えていることが多い。
どうやら劇中の歌を口ずさめるかどうかが
自分にとっての好きバロメーターの基準になっているらしい。

なんか嬉しいことがあったとき、
帰り道くちずさみたくなる「J'ai confience en moi」。
Jean-Pieere Améris監督の「Les Emotifs Anonymes」で
主役のアンジェリックがルンルン歩きながら歌う可愛くて元気の出る歌。
あの有名なミュージカル映画「The Sound of Music」の挿入歌
I Have Confidence」のフランス語バージョンの後半部分を
アンジェリック役のIsabelle Carréが歌ったものらしい。

この「Les Emotifs Anonymes」がなかなか素敵な映画で、
2年前に初めて見て以来、挿入歌と心が温かくなるストーリーに一目惚れ。

久しぶりに見たくなって、昨日図書館で借りてきた。 


アンジェリックの緑のコート+赤チェックのマフラーがかわいい

見終わると前回同じく、しあわせ〜な気持ちに。こんな素敵な恋がしたいわ。
そして「J'ai confience en moi」が流れるとやっぱり口ずさんでしまう。


歌詞:

À chaque pas je suis plus sûre
(一歩ずつ確信するの)
Que tout va bien se passer

(きっと全てうまくいくって)
Je suis sûre, le monde m'appartient

(きっとそう、世界はわたしのもの)
Ils le reconnaîtront car j'ai quand même confiance en moi

(みんなそれに気づくわ、だってわたし自信があるんだもの)

J'ai confiance car il fait beau

(自信があるわ、だって晴れだもの)
J'ai confiance car il pleut

自信があるわ、だって雨だもの)
Je crois ferme que le printemps reviendra

(春はまたやってくるってきっと信じてる)
Et par dessus le marché, j'ai quand même confiance en moi...

(おまけにそのうえ、やっぱりわたし自信があるの…)


セーラームーンの「乙女のポリシー」に負けない"ポジティブ感"!
エンディングのうさぎちゃんのように駆け出したくなってくる。

映画の最後に流れるAngus & Julia Stone姉弟の「Big Jet Plane」がこれまたいい!
特にこのアンジェリックとジャン・ルネが登場する
「Les Emotifs Anonymes」版のミュージックビデオがとても素敵。

超恥ずかしがり屋な二人のやりとりがなんともおかしくて、
これは大人版の「アメリ」だと私は思っている。
おいしいチョコレートを食べながら見たい素敵な一本。
ちなみに日本語タイトルは「匿名の多感な人々」…直訳すぎて残念な感じに。

にしてもチョコレート工場社長のジャン・ルネを演じるBenoît Poelvoorde。
いつもはコメディ映画ですっごくおかしな役ばかりしてるのに
こんなダメで可愛らしいおじさん役も意外とはまるもんなんだなぁ。 
Le Grand Soir」の時とはまるで別人…


さて、パンナコッタ作って日が暮れないうちに出かけよっと。

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