7.5.13

あの夏へ

大聖堂の前にいたネコ

週末、1年以上ぶりにアンジェへ里帰りに行ってきました。

フランスでの生活を始める原点となった私の思い出の街。
大学2回生の夏、一ヶ月間のホームステイから帰国するとき、悲しくて号泣したっけな。

久しぶりに会ったステイ先のマダムとこんな風に喋れる日が来るなんて…

あれから4年経つとはいえ、あの頃願った夢が本当に実現していることに自分でも驚く。

マダムが「4年前、お花がいっぱい付いたヘアバンドをして

目を輝かせながら駅に降り立ったあなたの姿が、今のあなたに重なって見える」って言ってくれた。
私はやっぱり私でしかないんやな。

改めてこの国に来れて良かったと思ったし、原点にちゃんと触れられた。
ただ純粋にこの国が好きで、言葉も文化もいつか自分のものにしてみせると決心した

あの夏の自分をちゃんと迎えに行けた気がした。

この一年間、いろいろなことに紛れて、もうフランスが好きだったのかすら
よく分からなくなってしまいそうになったこともあったけど、
私はもっとここで頑張りたい。


ここまで来れたのは絶対ラッキーだけじゃないはずだ。
私を惹き付ける強い力がこの国にはあるし、ここにいる自分が好きなんだと思う。
まだまだまだまだこれから、ということだ。

しんどい時、なんか上手くいかないときは、ジブリの「魔女の宅急便」を思いだす。
実際に違う国で暮らしていくってのは、キキよりも、もっともっと大変やけども。
最近、食生活もだんだんホットケーキメインになってきている。
(メインが塩辛いパンケーキで、デザートがホットケーキ)

世界に小麦粉があってほんとうによかったと実感する毎日です。

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